今週の日曜である16日、ついにフランスの地でクリンチャーが始動する。
出走するレースはフォワ賞ですが、凱旋門賞の前哨戦として、これまでも素晴らしい戦いを見せてきました。
過去にはエルコンドルパサー、オルフェーブルの2連覇もありましたね。
彼らは勝利こそなかったが、凱旋門賞で2着と好走。
やはり前哨戦としての勝ちは十分にありけりですね。
さて、今年出走のクリンチャーはどれほど期待できるのか。
サトノダイヤモンドが大敗した記憶も強いフォワ賞、やはり簡単なレースではないです。
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フォワ賞のクリンチャー期待値
正直な話、僕はクリンチャーには期待しています。
凱旋門を狙う中で、日本馬にとって厳しいポイントはいくつかありますが、その一つが馬場。
タイムを見ればわかりますが、日本よりも重たい芝です。
つまり、日本以上に力のいる馬場という事で、スパッと切れる脚を使える馬よりも、しぶとくのびる馬の方が有利と言えます。
また、距離は2400mとなってますが、それ以上にハードなレースになると考えてイイでしょう。
これらの条件を考えた場合、クリンチャーは非常にチャンスあると僕は考えてます。
クリンチャーの今回の挑戦は、結構賛否がわかれているみたいですね。
確かに、同馬はまだ国内G1も勝利しておらず、力を証明していません。
しかし、出走しなければ勝てないという事も事実です。
この馬は、超不良馬場だった菊花賞で2着と好走。
重馬場になった京都記念を快勝と、重たい馬場には素晴らしい適性を持ってます。
特に、京都記念はドバイを目指す馬が多く出走しており、そこでの勝利は勝ちあったと思いますよ。
先行できる馬という点も、凱旋門賞での期待できる点。
力が必要な、海外の馬場には十分適応できるはずでしょう!
ちなみに、クリンチャーは父がディープスカイです。
産駒の特徴としては、芝よりもダートでの成績がいい事。
ダートで必要なパワーを、芝でも生かしているクリンチャーは楽しみが広がります。
フォワ賞ライバル
では、クリンチャーのライバルは誰か。
まだ出走メンバーは確定しませんが、注目はタリスマニック。
昨年のこのレースは3着と敗れますが、アメリカのG1ブリーダーズカップターフを勝利。
人気のまま挑んだ香港ヴァーズ2着に入り、力を見せ始めています。
これだけではなく、貪欲に挑んだ今年のドバイワールドカップは合わずに大敗。
その後、前走となるG3を余裕の勝利で、フォワ賞に挑んできます。
エピファネイアを思い出すドバイ遠征でしたねw
芝での能力はかなりのもので、近走は安定しているため人気は確実でしょう。
脚質にも自由が比較的あり、クリンチャーからしたら厳しい相手になるでしょうね。
逆に言えば、これに勝てれば凱旋門賞への展望も明るくなるかも。
フォワ賞の中継
この注目のレース、馬券の発売はないようです。
ただし、一部ではしっかりと放送されるよう。
有料ですがグリーンチャンネルでの放送。
無料のところではラジオNIKKEI第1で放送されるようです。
ぜひとも、凱旋門賞に向けた素晴らしい伝統のレースを感じましょう。